ドウダンツツジを入荷。ドウダンの植え方3つのポイント

福井県で人気のドウダンツツジ(樹高40~50cm)を300本入荷しました。

ドウダンツツジは落葉広葉樹のツツジ科で、刈込みにも強く、低めの生垣にも良く使われます。特徴は、釣鐘のような可愛い白い花と、秋の真っ赤な紅葉です。育てるのも簡単で、毛虫などが付きにくいのも人気の理由です。

ドウダンツツジの植え方3つのポイント

  1. 日当たりが良い場所に植える

    日光が良く当たる場所に植えましょう。

    ドウダンは半日陰でも育ちますが、日陰では花付きが悪くなり、綺麗に紅葉もしません。植える適期は、福井では雪が少なくなる3~4月が良いです。

  2. 酸性土壌に植える

    有機質の多い酸性土壌に植えましょう。

    ドウダンはツツジ科ですので、土は酸性土壌の必要があります。福井の庭でよく客土として利用される、山砂や赤土・織田土などは酸性土ですので、PH値としては大丈夫です。ただし、いづれの客土も有機質が不足しているので、植える際は堆肥や腐葉土などの有機質を、3割程度混ぜ込んだ土に植えてください。

  3. 浅めに植える

    根鉢の上部が地表と同じ高さになるように、浅めに植えましょう。

    植えた後に根鉢の上部が見える時は、土を薄目にかぶせます。ツツジ科の植物の根は、多くの酸素を必要とするため、根は地上部付近を浅く張っていきます。ただ、浅根のドウダンツツジは乾燥に弱いです。根が十分に広がるまでの2~3年は、根元に腐葉土やワラを敷くなどの工夫をしてください。

ドウダンで良く聞かれる質問で「日当たりも良く、元気も良いのに、花が少ないのはなぜ?」について、考えられる原因を2つお答えします。

1つは、ドウダンはツツジ科ですので、花が終わってから1~2か月後には翌年に咲く花芽が付きます。ですので、夏以降に剪定をすると花芽を切り落とすことになります。剪定は、花が終わった5~6月中に行いましょう。

もう1つは、樹木の肥料は有機系が良いのですが、有機肥料は種類により肥効が偏っています。例えば、油かすはチッソが極端に多くリン酸は殆どないので、チッソで葉が茂り元気になりますが、リン酸が少なく花芽も少なくなります。有機肥料は種類ごとの癖を知り、肥効バランスを考えて与えましょう。最近は、バランス良く配合された有機肥料もあります。