剪定の施工事例-福井市「強剪定の時期と梅の剪定」

福井市で剪定をしました。ありがとうございました。「梅の木を強めに剪定してほしい」とのご依頼を受け、強剪定(強い剪定)をしたのでご紹介します。今回は、強剪定の時期梅の剪定についてお話しします。

下の写真は、強剪定のビフォー・アフターです。

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強剪定(強い剪定)の時期について

  1. 落葉樹の強剪定

    落葉樹を強めに剪定する時期は、落葉している冬季が良いです。冬は落葉して休眠状態ですので、太い枝を切っても樹木の負担になりません。

    ただ注意点として、樹木には発芽力の強い樹種もあれば弱い樹種もありますので、極端な強剪定をしたい場合は、その樹種によって「切り加減」がわかる造園のプロ(造園技能士)に相談しましょう。

  2. 常緑広葉樹の強剪定

    逆に、常緑広葉樹の場合は休眠期間も無く、寒さに弱い樹種が多いので、冬に強めの剪定をすると負担がかかり、場合によっては枯れることもあります。常緑広葉樹の強剪定は、暖かい春以降(真夏以外)にしましょう。

  3. 常緑針葉樹の強剪定

    さて、強い剪定で一番注意が必要なのは、この常緑針葉樹です。知識無く常緑針葉樹を強剪定すると、時期を問わず枯れる(または劇的に衰弱する)可能性が高いです。常緑針葉樹は、樹種により適期も様々です。

    大きな常緑針葉樹を小さくするには、数年に分けて切り縮めるのが正解となります。どちらにせよ、常緑針葉樹の強剪定は、樹種ごとに性質を理解している造園のプロに依頼した方が無難です。

梅は毎年剪定しましょう

今回剪定した梅の剪定について、少し話しますね。梅は剪定せずにほうっておくと、枝がどんどん増えます(激増します)。そのうち自身の枝葉が混みすぎて、日当たりや風通しも悪くなり、害虫や病気も増え、実も小粒と、良いことは何もありません。梅は毎年必ず剪定しましょう。

梅の剪定の注意点

たまに、「家の庭の梅やけど、花が少ない(または実付きが悪い)の、なんで?」と聞かれることがあるので、梅の剪定の注意点を話します。

梅の花や実は、去年の新梢(新芽が伸びた枝)にしか付かないので、新梢を切りすぎると花や実が少なくなります。2~3か月程度でぐんぐんと勢いよく伸びる梅の新芽は、樹形を乱す犯人として、バッサリと切られがちです。これが花が少なくなる原因です。

確かに、毎年新しく伸びる枝だけを切れば、樹形を維持でき剪定も簡単です。しかし、梅の花を咲かせるには、毎年伸びる新梢を残す必要があるので、昨年と全く同じ樹形にはなりません。また、梅の新梢の枝を、全て切り取る剪定を続けると、年々衰弱していきます。梅は程よく新梢を残して、毎年変わる樹形を楽しみながら剪定しましょうね。

伸びすぎた梅の新梢は、中途切り(7芽程度残す)して剪定してください。剪定の時期は、来年の花芽が確定した10月以降が良いです。

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