防草シートの選び方で重要な3つのポイント

防草シートを施工しました。ありがとうございました。商品名はチガヤシートというのですが、福井県のメーカーの防草シートで、公共事業でも良く使われている高性能な防草シートです。

現在、各メーカーから多種多様な防草シートが販売されています。どの防草シートも目的は同じ「雑草を防ぐ」ことですが、商品により価格が違いすぎて、購入時に迷う方もいると思います。そこで今回は、防草シートの選び方についてお話ししますね。

防草シートの選び方で重要な3つのポイント

防草シートの価格の違いは、使用条件による仕様(性能)の違いです。防草シートを選ぶ際は、みなさまの使用条件に合うものを選ぶことが重要です。

1. 使い方で選ぶ

防草シートは2通りの使い方があります。1つは防草シートだけ使用する場合と、1つは砂利などの下に防草シートを敷く使い方です。使い方によって注意が必要なのは、上の施工写真のように、防草シートだけを使用する場合です。

防草シートをむきだしで使用する場合は、紫外線劣化に優れた耐候性の高い商品を選んでください。防草シートの最大の敵は、太陽光(紫外線)による劣化です。

2. 雑草の種類で選ぶ

雑草の中には、薄いアスファルト程度なら貫通して生えてくる「チガヤ」などの草が存在します。防草シートを敷く場所に、そういった強力な雑草が生えている場合は、高密度不織布などの出芽貫通抵抗性に優れた防草シートを選んでください。

また、高密度不織布を使用していても、その密度や厚さによって抑制できる雑草の種類が違いますので、詳しくはカタログなどで確認してから購入してください。私の経験上、「チガヤ」「ヨシ」「ススキ」などの強力な雑草に対応していれば、住宅地で見られるほぼ全ての雑草を抑制することができます。

3. 耐用年数について

防草シートには耐用年数が明記されていますが、ほとんどが紫外線(太陽光)に対する耐用です。実際はその商品の使い方や環境によって耐用年数は変わります。例えば、砂利などの下に防草シートを敷く(紫外線に当たらない)使い方の場合、防草シートによっては耐用年数が半永久になる商品もあります。

ほとんどの防草シートは、紫外線(太陽光)を遮断できれば、耐用年数が伸びます。

雑草は、みなさまの使用条件に合う防草シートをチョイスして、賢く上手に防ぎましょうね。