初冬に咲く花。ツワブキが庭で使われる8つの理由

当店の庭に植えたツワブキが、10月の終わり頃から咲いています。菊に似た黄色い花は、初冬の季語として「ツワの花」と詠われ、お庭にも昔からよく使われています。

さて、このツワブキですが、食べられます!私は食べたことないのですが(オイオイッ!)。クックパッドにも沢山の調理例が載っています。「それじゃー、さっそく食ってみよっか!」と思った食いしん坊のあなたっ!生では決して食べないでください!・・・実はツワブキには毒があります。それなのに薬効もあるようです。もう何でもありです。(笑)

ともあれ、そろそろガーデニング的な話をしますね。・・・ツワブキが庭で使われる8つの理由

写真クリックで拡大↓ 当店の庭で咲いているツワブキです。

ツワブキが庭で使われる8つの理由

たまに、「ツワブキって、あんなもんっ、フキといっしょやろ?」(←福井弁)と、聞かれることがありますが、答えはNOです。確かに見た目は似てますし、同じキク科ですけどね。ツワブキは決して「あんなもんっ」ではなく、古くから庭で使われてきた8つの理由があります。

  1. 日陰でも良く育ちます

    日陰でも美しく育ちます。もちろん日当たりが良くても大丈夫ですが、真夏の西日がガンガン当たる場所では葉が痛みます。

  2. ほうっておいても良く育ちます

    特に気を遣うような管理はいりません。植える時も土質を気にしなくて大丈夫です。

  3. 抑草効果があります

    大きな葉で地面を覆い隠すので、雑草が生えにくいです。

  4. 常緑多年草です

    福井では冬に地上部が枯れることが多いですが、春に素早く復活します。

  5. 潮風に強いです

    潮風が吹く海辺に近い場所でも、問題なく良く育ちます。潮風に強くて綺麗な花が咲く多年草は少ないです。

  6. 他の花が少ない時期に咲きます

    福井では、花が10月下旬~12月上旬頃まで咲きます。

  7. 勝手に増えてくれます

    これは利点でもあり欠点でもありますが、ツワブキの種はタンポポの種と見た目もよく似ており、風に吹かれて飛びます。繁殖力も「いつの間にか、あっちこっちに増えているような気がする・・・」という感じです。
    増えるのが嫌な場合は、花が終わった直後に、花が付いていた茎を切れば簡単に防げます。

  8. 食べられます

    出ましたっ!冒頭でお話ししたように、調理すれば(火を通せば)食べられます。食べ方は「つわぶき レシピ」で検索してください。また、食べるのに地上部を全部切り取っても、1ヵ月程度で復活します。

と言うことで、お庭に下草を植える時は、選択肢にツワブキも加えてね!