雪吊りは冬の風物詩。風情ある雪吊の秘めた可能性-福井県

冬の風物詩「雪吊」。当店も、毎年11月中旬頃から1ヵ月かけて、福井県で40~50件の雪吊りをしています。その中で、1番大きな雪吊(りんご吊り)をご紹介いたします。「源泉かけ流し あわら温泉 つるや」様の雪吊です。

芯柱に極太の孟宗竹を1本使用し、高さは9m、枝を吊る荒縄は50本出しの仕様ですので、一見の価値ありです。たぶん、あわら市と坂井市の中では一番大きな雪吊(りんご吊り)だと思います。下は作業中の写真で、芯柱の建てこみと縄出しにクレーンを使用しています。
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雪吊りの種類

雪吊にも色々なやり方(種類)があります。写真のように芯柱を建てて、その先端から縄を出して枝を吊る「りんご吊り」や、芯柱を建てずに、庭木の幹から直接縄を出して枝を吊る「幹吊り」、その他、株立の雑木や小さい庭木などは、荒縄で枝葉を巻いて絞りこむ「しぼり」や、ソテツなどの寒さに弱い樹木を、こも(薄むしろ)で包みこむ「こも巻き」など様々です。

写真は完成した雪吊(りんご吊り)です。写真クリックで拡大↓

雪吊の秘めた可能性 The style of the tree called “YUKITSURI” in Japan

冬の風物詩、雪吊り・・・質素だけど美しく品があり、心が落ち着くような、そんな風情を雪吊りは持っています。

この記事を書いていて思ったのですが、芦原温泉街全体で質の高い雪吊をして、兼六園のようにライトアップすれば、「冬の風物詩、雪吊。風情あふれる温泉の街」として、一つの名所になり得る、コストパフォーマンスの高いPRになると思います。

是非、あわら市長様、あわら温泉街に「雪吊で町興し助成金」をお願いします!(笑)・・・まだ、誰も気づいていません。この「雪吊が醸し出す日本独特の風情」の可能性を・・・外人さんからすれば、これぞ「This is Japan」「Japanese landscape」だと思います。

北陸新幹線開通の前に、海外のお客様に対して、芦原温泉が先駆けて北陸の冬の伝統「雪吊(YUKITSURI)」を世界にグローバルアピールしましょう!

ただ、質の低い雪吊では意味がないので、もし、興味を感じたなら清水植物園が「雪吊の特記仕様書」を無料で作成します!時間が空いた時にでも、追記で提案書でも書こうかな?と思う今日この頃でした。(笑)

福井は田舎です。だからこそできる「風情」のバージョンアップで、ほかでは醸し出せない「冬のあわらの温泉風情」をつくり出し、外国人観光客の集客アップを目指しませんか?

In winter Japan, I will pull the tree branch with a rope. This is the style of winter tree in Japan. This style is called “YUKITSURI”. “YUKITSURI” is a Japanese tradition. The above picture is “YUKITSURI” style of Japanese Onsen “Awara”. To see “YUKITSURI”, please come to “AWARA” Onsen!

Access map

‘Awara’ is a very wonderful Japanese Onsen.

Awara Yunomachi Tourist Information Center

Address: 1-1-1 Onsen, Awara-shi, Fukui
Access: In the Awara-Yunomachi station on Echizen Tetsudo Railways.
Phone: 0776-77-1877
Hours open to visitors: 9:00-18:00
Languages: English:Part-time