カイズカイブキの剪定で注意すべき点

先日、あわら市で生垣の剪定をしました。ありがとうございました。最近、荒れているカイズカイブキの生垣をよく見かけるので、今回は「カイズカイブキの剪定で注意すべき点」をお話ししますね。

下の写真は、生垣剪定のビフォー・アフターです。

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カイズカイブキの剪定で注意すべき点

カイズカイブキは常緑針葉樹です。針葉樹の場合、前回のブログでもお話ししたとおり、一度に強い剪定をすると枯れることがあるので、特に注意が必要です。カイズカイブキの場合は、全体的に葉を残して剪定することが絶対条件となります。

特に、数年間剪定をしなかった場合は、枝の内側に葉が無いことが多いので、枝を切り詰める際は注意してください。今回剪定した写真のように、生垣の全体に葉が残るポイントまでが、一度に小さく剪定できる限界となります。では、もっと小さくしたい場合はどうするのか?

答えは、数年に分けて枝を切り戻し(縮め)ます。枝の内側に日光が当たるように剪定すると、枝の内側や付根から新しい芽が出てきますので、この新しい葉が成長したら、そのポイントまで切り詰める剪定を数年かけて繰り返し、小さくしていきます。カイズカイブキは葉の無い枝は枯れやすいですが、葉が付いている枝の場合は、新しい芽を出して葉を増やそうとしてきます。

ただ、新しい芽が育つには、日当たりの良いことが必需となります。家の北側などの日が当たらない場所で、カイズカイブキを小さく再生することは、正直、極めて困難です。カイズカイブキは日光が大好きです。そもそも、日の当たらない場所には植えないでくださいね。

剪定の時期ですが、カイズカイブキは基本的には強い樹木ですので、通常の剪定(葉を整える程度)では、特に時期を気にすることも無いですが、みなさまが自分で強めの剪定をする場合は、新芽が出やすい5月頃が良いでしょう。

注意点をもう一つ。カイズカイブキは、たまに通常の葉とは違う葉(杉に似た銀葉の針葉)が出ることがあります。これを「先祖返り」というのですが、この針葉が出た時は、その葉の根元からキレイに切り取ってください。放っておくと、先祖返りした枝葉は成長が早く強健ですので、針葉がどんどん広がっていき、見た目も汚くなります。一度先祖返りした葉が、もとの葉に戻ることはありません。

もともとイブキ(ビャクシン)の改良品種であるカイズカイブキ(貝塚伊吹)は、実生の場合、その幼葉(幼木の葉)は、原種の葉(杉に似た銀葉の針葉)が出てきます。成長する過程で、カイズカイブキ本来の葉に変わるのですが、刈込のし過ぎや、強い剪定などのストレスを与えると、先祖返りが起きる要因となります。

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